内視鏡検査の受け方

endoscope

検査について

★当日は検査の10分前までにおいでください。受付に保険証と診察券をお出しください。

★当日は多少お待たせすることもあります。時間に余裕をもっておいでください。

大腸内視鏡検査について

この検査は、肛門から内視鏡を床入して大腸の内腔を直接観察し、大腸の炎症性の病気(腸のただれ・きず)、大腸のポリープ、その他を診断する検査です。
検査は20~30分位で終わります。

検査前の準備について

大腸内を空っぽにして、検査を行います。
図のように、大腸の中に食物の残渣(便)が残っていると、検査の妨げになり、検査が受けられなかったり、正確な診断が得られないことがあります。
そのようなことがないように、このページ、もしくは配布するパンフレットの指示を守り、検査にご協力ください。

※この指示通りに準備が出来な方や、薬を服用しても水のような便にならなかった方は、検査を受けられないことがありますので、検査当日、必ず申し出てください。

※検査前・後の諸注意は、このページ、もしくは配布するパンフレットに書いてありますので、よくお読みください。

※わからないことや、薬を服用されて気分が悪くなった時には、すぐにご連絡ください。

大腸内視鏡検査の準備表

★正確ないい診断が受けられるように、準備を確実に行い検査にご協力ください。

★指示通り準備を行い、配布するパンフレットのチェック欄にチェックマークをつけて下さい。

時間 ご準備
検査前日 朝食 朝食用エニマクリン(和風粥(鮭入り)・すまし汁)を召し上がりください。
午前10時 コップ1杯(200mL)以上の水を飲んでください。
昼食 昼食用エニマクリン(かゆごはん・お豆腐バーグ・みそ汁)を召し上がりください。
間食 夕食までの空腹時に、間食用エニマクリン(エネ飲ピーチ味・エネ飲マスカット味・ビスコ)をご自由にお召し上がりください。
※水分はこれ以外にも出来るだけたくさんとってください。
夕食 夕食用エニマクリン(コーンスープ)を召し上がりください。
午後9時 (プリンペラン)(※1)内服してください。
※コップ1杯(200mL)以上の水を飲んでください。
検査当日 朝食 絶食(喉がかわいたり、空腹感があれば、水分はとっていただいてもかまいません。)
午前中
(※2)
錠剤(プリンぺラン)2錠をコップ1杯(200mL)以上の水で飲んでください。
午前中
(※2)
マグコロールP 100gパウチ入りに水を入れて溶かして飲んでください。(1袋に水を入れて溶かし、1,800mLにして飲んでください。)
この時間以降は、食べたりしないでください。

※1 服用していただく薬は指示いたします。

※2 検査時間に合わせて、時間は指示いたします。

準備について

食事について

検査前日の食事は、検査食エニマクリンを召し上がりください。

※検査前日の朝食、昼食、間食、夕食がセットされています。

※低残渣、低脂肪で消化の良い食事です。

※調理が簡単で美味しく召し上がっていただけます。

空腹に耐えられない方は、次のものを自由にとってください。

・水、お茶、透明なジュース(果汁・果肉の入っていないもの

・氷砂糖、あめ玉(豆、ごま類の入っていないもの

※検査前日は、早めに就寝されて、しっかりと睡眠をとるようにしてください。

マグコロールP

マグコロールPの溶かし方

※水を入れるときは容器の底を十分広げてください。

  1. 容器のキャップを開封し、約500mL(500の目盛)の水を入れてください。
  2. キャップを閉め、上下によく振って粉末を十分に溶かしてください。
  3. 全量が1,800mL(1,800の目盛)になるまで水を追加してください。
    平らな所に置いて1,800の目盛まで水が入っていることを確認してください。

マグコロールPの飲み方

コップ1杯(200mL)ずつ2時間以内に全量飲んでください(途中で便意を催した時は、飲むのを中止して排便し、引き続き全部飲んでください)。

※全部飲みますと、微黄色~無色の透明な液が排泄されます。もし全量を飲まれても透明な液にならなかった場合は、申し出てください。

検査時の注意について

検査前の注意

  • 現在、服用している薬があれば申し出てください。
  • 検査前日の食事・下剤の服用については必ず指示通りにしてください。そうしないといい検査は出来ません。
  • 平素、便秘気味の方は検査の3~4日前から下剤を服用し、毎日排便するようにしてください。
  • 下痢になりますが、下剤のためですから心配ありません。検査が始まるまでに出来るだけ排便してから検査を受けてください。
  • 以前に緑内障、心臓病、前立腺肥大、薬物過敏症といわれたことのある方は、検査前にあらかじめ申し出てください。
  • お年寄り、検査当日ふらふらする人は、出来るだけ付き添いの方と来院してください。

検査後の注意

  • 検査終了後、お腹が張ったり、痛みのある方は、右を下にして横になったり、腹ばいになったりして空気を出してください。
  • 検査の前にした腸の運動を止める注射のため、人により眼がチラチラしたり、喉が渇いたりすることがありますが、まもなく治ります。
  • 検査を楽にするために軽い鎮静剤を注射することがあります。検査後30分程度休んでからお帰りください。
  • 検査直後は車やバイクの運転はできませんので、車やバイクでの来院は絶対にさけてください。
  • 帰宅後、何かございましたら当院へご連絡ください。

胃内視鏡検査について

鼻から入れる胃内視鏡検査の進め方

鼻の中はとても敏感ですので鼻腔内を麻酔します(鼻腔内に注射するものではありません)。

  1. 問診

    危険を回避するための事前チェックを行います。

    例えばこんなことを聞かれます

    • 「薬のアレルギーはありませんか?」
    • 「耳鼻咽喉科の先生から、鼻が悪いと言われたことはありませんか?」
    • 「鼻血がよく出ませんか? 血が止まりにくいことはありませんか?」
    • 「肝臓が悪いと言われたことはありませんか?」
    • 「血液をサラサラにする薬を飲んでいませんか?」
  2. 前処置

    手術前の処置を行っていきます。痛くなく安心です。


    ①消泡液を飲みます。
    (胃の中をきれいにします)

    ②鼻腔に局所血管収縮剤をスプレーします。
    (出血をしにくくし、鼻の通りもよくなります)

    ③鼻腔に麻酔薬を注入します。
    (局所麻酔ですので眠くなりません)

    ④鼻腔に、麻酔薬を塗ったチューブを挿入して、鼻腔の局所麻酔を行います。
    (鼻腔の痛みが抑えられ、内視鏡が通りやすくなります)

  3. 検査

    鼻から内視鏡検査をします。

  4. 帰宅

    眠くなる麻酔は使わないので、すぐに日常生活に戻ることができます。